先般、尊厳死宣言公正証書の作成手続きをご依頼いただき、今年無事に作成手続きを終えられましたが、皆様、尊厳死宣言公正証書をご存知でしょうか。
将来必ず迎える死に備えるという点においては、遺言公正証書と似ている側面があるものの、遺言公正証書と違い知名度が非常に低いです。
尊厳死宣言公正証書とは、その名称が示すとおり、「尊厳死」を宣言する公正証書です。
病気や事故等により死線を彷徨う場面は、色々と考えられますが、治療（回復）不可能な状況の上、意思疎通を一切行えない意識不明の状態に陥ったときには、延命措置を施すことなく尊厳死を望むという自らの意思表示を書面（公正証書）にしたものが尊厳死宣言公正証書です。一定の需要がありそうなのですが、その存在が知られていないため、公証役場における作成件数は、遺言公正証書の１割にも満たないです。
もし、青梅市を始めとする多摩西部にお住まいで、尊厳死宣言公正証書にご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。